掛け時計の寄贈先は

森の木細工屋

2010年10月06日 22:41


 掛け時計「山麓時折」を、もらってください。
と告知したところ、数件の申し出があり、
検討した結果、
千曲市の「稲荷山養護学校」に決定。
 学校祭があるということなので、早速
時計を持って行った。

 広い校舎内の 各教室、廊下、あらゆるスペースを使って、
生徒自ら、そして教職員、父兄たち、
皆で作り上げた賑やかなお祭だった。

 カレーや窯焼きピザ、お菓子やジャム、
椅子や一輪挿し、アクセサリー、etc... みんな手づくり。
ハンディをものともせず、活き活きした子供たちの表情。
ちょっと感動してしまった。

 さて、時計は というと、
この学校は、重い障害を持ち、
車椅子や寝たきりの子供たちもいて、
その中の、「そよかぜ」と名付けられた教室の
壁に掛けた。

 果たして この子たちの目に入るのか分からないが、
何となく見ているようにも見え、
これを見て 微笑んでくれるのでは、
との職員たちの望みが伝わってきて、
じんとくるものがあった。

 時計よ、この子たちに森の空気を届けておくれ。
そんな思いで学校を後にした。

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