2009年10月31日

自然の造形

 山々が とりどりの色に染まる中、
歩き回るのが楽しくて仕方がない。
 今年はドングリが豊富だ。
雨が少ないので、カラカラに乾いた実は、踏むとピチピチと割れる。
 ふと目に止まったのが、この ミズナラの葉。

 多くのミズナラは、既に黄色く変化しているが、
幼木のこの葉は、まだら模様に 虫食いの痕。
 何とも言えない造形に しばし見入ってしまった。
(えっ、何も感じない? 私が変なのか?)

 では、もう1枚。

 これは タチフウロの葉。
1枚だけ残った葉が、真っ赤に色づいている。
茶色い枯れ草の中に、火がついたように。  

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2009年10月27日

カブト虫は 生ゴミが お好き


 庭のコンポスターに生ゴミを入れて、いつものようにオガ屑と落ち葉を入れて、
スコップでかき混ぜる。
 すると、白いものが うごめいた。
今年も カブト虫の幼虫が育っている。
気をつけて かき混ぜないと。
 野菜や果物の屑、オガ屑、落ち葉。
カブト虫にとっては どれも御馳走。
 夏の終わりに、メスが土を掘ってコンポスターの中に入り、産卵。
幼虫は生ゴミ堆肥の中で生活し、来年の夏に成虫になり、
土を掘って地上へ。
 もしかしたら、カブト虫は 地中の昆虫なのか。  

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2009年10月25日

紅葉前線 通過中


 いよいよ紅葉が、標高1000mまで下りてきた。
ナラやカラマツは少し色づき始めたが、サクラは既に散りかけている。
 今年は天候が不順で、紅葉も 色があまり綺麗でない。といわれているが、
部分的に見れば、結構きれいなところもある。
 このヤマモミジは、曇り空の下でも 紅く輝いている。
他のモミジはあまり綺麗じゃないのに。

 コバノガマズミは、赤い実をつけたまま、葉を深紅に染めている。
ナラやクリ、カラマツが黄葉すると、山全体が明るくなる。

  

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2009年10月20日

秋の空、染まる夕陽


 空気が澄んで、きれいな空。
こんな日は夕焼けが きれいだろうと思い、
仕事をしながら、西の空ばかり気にしていた。
 思ったほどではなかったが、中央アルプスに沈む夕陽が赤い。

 今は新月。 きっとオリオン座流星群も はっきりと見えるだろう。
だが残念、我が家は林の中。
東の空は、木々に隠れて見えない。  

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2009年10月14日

ツリバナの実がはじけて・・・


 春に小さな花を咲かせたツリバナ
丸い実を たくさんつけていた。
秋の冷え込みに合わせて 色づき、
ついに はじけた。

 まるで からくりちょうちん が割れて、中から玉が飛び出したように。

 繁殖力が強くて、どこにでも生えてくる木なので、
あまり ありがたくないのだが、
この実を見るのが楽しくて、
ついつい 伐らずに 残してしまう。

    (春に咲いた花)  

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2009年10月12日

クリタケが顔を出し・・


 朝晩が かなり冷え込んで、霜が降りる寸前だ。
紅葉は 八ヶ岳を駆け下りてきている。
 秋といえば、やはりキノコの秋だろう。
林の中に伏せた ほだ木 に、クリタケが出始めた。

台風が通過したときの雨で、一気に成長したのか、きれいなくり色。
と思ったら、同じ ほだ木 の先端に、グジャグジャになったクリタケを発見。
これは かなり前に出ていたに違いない。
 ちょっとした天候の変化で、間違って出てしまう事があるらしい。
 それならば、と、林の中を見て歩くと、天然のクリタケを見つけた。
古い切株に出ている。
 見比べると、天然の方が傘が真ん丸で色が濃い。
味は? もちろん天然もの。
今夜は鍋に決まり。

  

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